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釣り歴は宮城でルアーをメインに10年以上!
船釣りにもはまってます!

スピニングリールのライントラブル防止法|トラブル事例とその対策を徹底解説!

こんにちは!TSURIPLEXのSです。

スピニングリールは扱いやすく、多くの釣り人に愛用されていますが、一方でライントラブルに悩まされるケースも多々あります。特に初心者の方にとって、ライントラブルは「釣りが嫌になる原因」にもなりかねません。

ルアーフィッシングはルアーを投げて巻くを延々と繰り返す釣りなので、ライントラブルを防止することが釣りに集中できる時間を長くしたり、時合を逃さないことなど釣りのレベルアップにつながります。

今回は、スピニングリールでよく起こるライントラブルの具体例とその原因、そしてそれぞれの防止策について詳しく解説します。実体験や現場での対処法も交えて、トラブルを未然に防ぐ知識とテクニックをお届けします。


目次

スピニングリールのライントラブルなぜ起こるのか?

ライントラブルとは、キャストや巻き取り時にラインが絡まる、切れる、ヨレる、絡みつくなどの問題の総称です。

特にスピニングリールは構造上、ラインがスプールの外周から放出されるため、テンションや巻き取り方が適切でないとトラブルが起こりやすい傾向があります。

スピニングリールでありがちなライントラブルの原因
  • 軽量なルアー使用時など巻取りの時のラインテンションが弱く、スプールに緩く収まっている
  • キャストしたとき、空中でラインテンションが抜け絡む
  • キャストミスで切れる(キャスト切れ、高切れ)

私がルアーフィッシングを始めたときは、ライントラブルが本当に多く、釣りに行くたびに対応に時間がかかり、ほとんどラインがなくなってしまうということもザラでした。

ですが今は簡単な対策を意識するだけでライントラブルは激減し、快適に釣りをすることが出来ています。
ライントラブルを減らすため、よくある具体的なトラブルと対策を見ていきましょう。

■ トラブル1:キャスト時のエアノット(空中での糸絡み)

● 原因

  • ラインテンションが不均一な状態で巻き取られている
  • ラインがスプールからばらけるように出てしまう
  • 軽いルアーを投げた際、ライン放出が追いつかない

● 対策

  • キャストする前に手でラインを引っ張りドラグを出すことで緩みを減らす
  • ラインを巻く際は軽くテンションをかける
  • 定期的にスプールの縁に巻いたラインが膨らんでいないかチェック
  • PEラインは号数に合ったスプールを使用し、過巻きを避ける
  • ライン放出時スプールを指で押さえてサミングを徹底する

とくにおすすめしたいのはキャスト前にラインを手で引っ張りドラグを出す方法です。
手で引っ張ることでドラグの聞かせ具合を確認することが出来ますし、緩く巻かれたラインにテンションがかかりエアノットを減らすことが出来ます。

そのうえでキャスト前にスプールのラインの様子を確認し、ライン放出時のサミングを徹底するクセをつけるだけでトラブルは激減します。

サミングとは?サミングのやり方

スピニングリールのサミング方法の一例

サミングとはキャストしてライン放出時、放出されていくラインを感じられる程度にスプールエッジに軽く指を触れることでラインに適正なテンションをかけて緩みやラインの出過ぎを防ぐテクニックです。

やり方は人それぞれですが写真のようにロッドを持つ手の指先でラインを押えたり、右投げでキャストして左手でスプールを押えたりといったやり方があります。


■ トラブル2:キャスト切れ(ルアーが飛んでいく)

● 原因

  • ラインの摩耗やキズ
  • リーダー結束部の強度不足
  • キャスト時のリリースタイミングのミス

● 対策

  • PEラインは定期的に傷みやすい先端から1〜2m切る
  • 結束部(FGノットなど)の摩耗や締め込み不足を確認
  • キャスティングになれるまでは太めの強度のあるラインを使う
  • キャスト時は力み過ぎない
  • 慣れるまではキャスト練習が有効

とくにデイゲームのシーバスやライトショアジギングなど重みのあるルアー使用時のキャスト切れは、キャストミスとリーダー結束強度不足が主な原因。
ルアーロストはテンション下がっちゃいますよね。慣れるまで一回り太いPEラインを使用したり、キャスティング練習で自分のフォームを身に着けるなどがキャスト切れを減らすポイントです。


■ トラブル3:リーダー結束部のトラブル

● 原因

  • ノットの結び方が不適切
  • ノット部分のガイド通過による摩耗
  • 結束時に傷が入ってしまっている

● 対策

  • FGノットやPRノットなど強度の高いノットをマスター
  • ガイドに入れすぎず、スプールから20〜30cm外に結束部を残す
  • キャスト前に手で引っ張りドラグを効かせてラインを出し切れないか確認する

結束に自信がつくまでは編み込みの回数を多めにする。編み込みの途中で失敗に気づいたら面倒でもやり直すのがベストです。
私も最初の頃はリーダーを結束した直後のキャストで切れるなどもったいないミスがありました。
ドラグを強めに効かせた状態で引き出して結束強度を確認してからキャストするとルアーロストを減らせます。


■ トラブル4:おまつり(近くの人と糸が絡む)

● 原因

  • キャスト時の方向ミスやタイミングのズレ
  • 潮流によってラインが流れる
  • 風の影響

● 対策

  • キャスト前に周りのアングラーのルアー、ラインの位置を確認する
  • 風や潮の流れを見て、投入方向を調整
  • 他の人とラインがクロスしそうなら回収してタイミングをずらす。
  • 先行者優先を徹底する

管理されていない釣り場では基本は先行者優先がルール。先行者が居たら移動するまで待つ、スペースに余裕があれば「隣入っていいですか?」など一声かけるだけでトラブルは減ります。


■ トラブル5:ベールが勝手に戻ってしまいキャスト切れ

● 原因

  • ベールを手で戻さず、ハンドル回転で戻している
  • 長期間使い込んだリールのベールスプリングが弱っている

● 対策

  • ベールは必ず手で戻すクセをつける
  • ベールスプリングの点検・交換
  • 高速キャストをする際はベールの戻りに注意
  • キャストする時、ベールをどの位置にするか決めて練習する

これも自分が釣りを始めた時多かったトラブル。
ベールをどの位置にしてキャストするか決めてキャスティングを繰り返すことでミスが減りました。


■ トラブル6:サーフなどで海藻が引っかかり切れる

● 原因

  • ラインに海藻が絡みつく
  • 季節によって海藻が抜け岸やサーフに集まってしまう

● 対策

  • ゴミが多い場合サーフ用にはやや太め(PE1.〜1.5号)を選ぶと安心
  • ゴミが多いポイントを避ける

宮城のサーフでは毎年5~6月に抜けた海藻が岸に寄ってくる時期があります。
フラットフィッシュが釣れる時期なのでなかなか厄介です。
対策として海藻が引っかかる前提で切れづらい太いラインを使うか、海藻が寄りづらい河口のポイントに切り替えるなどの対策があります。


■ ライントラブルを防ぐ日常のメンテナンスと習慣

● 日々のラインチェック

  • キャスト前後にラインを指で滑らせてキズの確認
  • PEラインの10〜20m先端を定期的に切り詰める
  • 時間がある時にリーダー組む練習

● ライントラブル軽減アイテム

  • PEにシュッ!などのコーティングスプレー
  • ラインスプールバンド(スプールのバラケ防止)
  • 糸巻き量を8〜9分目に調整

■ まとめ|ライントラブルを防いで快適な釣行を!

スピニングリールのライントラブルは、「釣れない」「ルアーが飛んでった」「絡まってストレス」といった釣りの楽しみを大きく損ないます。

ですが、原因を知り、正しい対策を講じることで劇的に減らすことが可能です。この記事で紹介した各トラブルの原因と対策をぜひ参考に、快適でトラブルの少ない釣りを楽しんでください。


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この記事を書いた人

宮城でメバル釣りからルアーフィッシングにはまり10年以上が経ちました。
サーフ、シーバス、オフショアなどシーズンごとにいろいろな釣りを楽しんでいます。
このブログでは実釣記事をメインに釣り関連の記事を投稿しています!

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