こんにちは!TSURIPLEXのSです。
今回は7月中旬の牡鹿半島にアジング調査に行ってきましたので釣行記になります。
結果的には前情報に反して激渋。
色々と反省点の残る釣りになりました。
7月中旬女川牡鹿半島でアジング
まず令和7年7月時点のフィールドの状況として水温の上昇とともにアジングがメインの状況で、イカは本格シーズン前との情報だった。
私自身最近はオフショアかフラットメインの釣行となっており、ライトゲームは久々ではあったが、YouTubeに投稿される動画やSNSの情報から「今日は何かしら釣れるやろ」と安打を確信して釣行を決定。
フィールドに詳しい先輩にアドバイスを求めたところ、タイミングが合い現地で合流し一緒に釣りをすることになった。先輩は最強フットワークで東北各地を釣り歩く人物。この釣行の勝利を確信し遠く牡鹿半島まで車を走らせた。
一つ心配だったのは連休中ということもあり、現場にアングラーが集まりすぎている恐れがあった。最悪釣りにならないかもしれない。
が、現場に到着すると我々のほかには、ほとんど釣り人が居ない。
海面を覗くとベイトらしき小魚がたくさん回遊しているのが確認できた。しかもほぼ無風で涼しく快適。
願ってもないシチュエーション。
急いでタックルを準備。21時ナイトゲームのアジングを開始した。
だがなんと釣れない!
意外なほど渋い牡鹿アジング
同行した先輩は定期的に豆アジを釣っていたが、最近ではなかなかない渋さとのこと。
若潮だったが23時の満潮までの間、どこかで時合が来るかもしれないと、まだ期待していたがまとまった時合が来ることなく潮どまりとなった。
その後ボトムを丁寧に探って、サイズは小さいながら黒ソイ1本とカサゴ2本釣れてなんとか魚の顔を見ることが出来た。
ヒットルアーはアジリンガー クリアタイプのケイムラカラーだった。
やはりケイムラは釣れる。特にソイなど根魚の反応がいい。
朝マズメに期待して休憩をとる。


朝マズメにアジと対面

朝マズメを迎え周囲が明るくなると夜の間中、岸壁を回遊していた小魚が回遊ルートを変え沖に離れていったらしい。
太陽光が水面を照らすとプランクトンが発生し小魚のエサとなる。そのタイミングにプランクトンを捕食している小魚を、より大きいフィッシュイーターが捕食する。これが朝マズメに活性が上がる仕組みで、少し沖の水面では小魚がプランクトンを捕食しているであろう波紋が出ていた。
マイクロメタルジグを遠投すると、さっそく豆アジがヒット。

一晩かけてようやく狙いのアジを釣ることが出来た。
もうサイズは関係ない。
同じパターンで釣れ続きそうだったが漁師さんの仕事が始まってしまったので、邪魔になっては申し訳ない。
ここで納竿とした。
牡鹿半島アジング調査まとめ
宮城の海の環境の変化
今回の釣行で感じたのは牡鹿半島の環境の変化。
私が最も頻繁に牡鹿半島で釣りをしていたのは5年近く前で、その後は年に何回かまとまった時間が取れそうなときに釣りに行っていましたが、当時はあくまでメバリングがメインで時期によっては根魚が混ざり、稀にアジが釣れるという感じでした。
今回の釣行では豆アジの群れが入っているのが確認でき、私としては初めての魚であるカサゴを釣ることが出来ました。これからシーズンを迎えるイカも以前は牡鹿半島ではほとんどメインターゲットにならず気仙沼方面で釣果が報告されていました。
温暖化や水温、海流の変化など自然環境が変化していくのは複雑な気分ですが、釣りのターゲットの変化に合わせていくためにもこれから釣行回数を増やしていきたいと思います。
今回のヒットルアー
アジリンガー 夜な夜なブルー
アジングメインの釣行は初めてだったのでメバリングで釣果が高く信頼しているアジリンガーの夜な夜なブルーを多用しましたが、やっぱり根魚には効きますね。
ただ豆アジばっかりの状況ではこのサイズでも大きすぎたのかもしれません。
メジャークラフト ジグパラマイクロ
デイのアジングはダート、フォールに反応がいいイメージだったので朝マズメに投入しましたが、リフトフォール、ただ巻きでも反応がありました。遠投も出来ますし今回はこのルアーがなかったらアジ釣れてませんでしたね。あってよかったジグパラマイクロ。
フルグローはヒロセマンが動画で激推ししてたので、よく使ってる安定カラーです。
まとめ|アジングで釣れなかった原因と対策
結果的に今回の釣行では良い釣果に恵まれませんでしたが、後から調べて釣れなかった原因がいくつか見えてきました。
- 豆アジシーズンの対策をしていなかった
- アジングに効くアクションの引き出しが少なかった
- ポイント移動の基準を固めていなかった
以上の点があると思いました。
まず今7~9月は豆アジシーズンに当たるこということで、対策が必要でした。宮城では春に大型のアジが釣れ、夏は豆アジシーズン、その後秋から初冬までまた大型が釣れるというパターンがあるようです。
さらにメバリングのアクションで十分釣れるという思い込みがありました。調べてみるとアジはメバルに比べて「ふわふわしたアクション」ボトムをゆっくり引く、時にはボトムステイするなどメバルと違ったアプローチが有効な場合があるようです。
また雄鹿半島は様々な条件の漁港が点在しているにも関わらずポイント移動を渋ってしまったことです。○○分やって釣れなかったら移動など、基準を決めてより良いポイントを探すべきでした。
今回は課題が多い釣りになってしまいましたが、逆に次回へのモチベーションが上がってきました。きちんと準備して次回リベンジに活かします!
コメント