「身近な漁港でルアー釣りをはじめてみたい」
「軽いタックルで手軽に釣れるターゲットを探している」
そんな方におすすめなのがメバルをメインターゲットに軽量ルアーで狙うメバリングです。
宮城県内にはメバルの釣れるポイントが多く、初心者でも比較的釣果が出やすい環境がそろっています。
またゲストとしてソイ、アイナメ、アジなど魅力的な魚が釣れる可能性もあり、ルアーでの五目釣りを目指せます。
今回は、メバリングに必要な道具・釣れる場所の条件・時期・嬉しいゲスト魚などを、釣り歴10年の筆者がわかりやすく解説します。
1. メバリングに必要なタックル・道具一式
メバリングは、ルアーでメバル(クロメバル)を狙うライトゲームの代表格。
比較的軽量なタックルで十分楽しめるため、コスパ良く始められるのも魅力です。
ロッド(釣り竿)
- 長さ:6〜7ftのライトゲーム対応スピニングロッド
- ロッドパワーは0.5g~5g程度のルアーをキャストできるULクラスが理想
- ロッドが軽いほど感度が高く、軽量ジグヘッドを扱いやすい
- ハリのあるチューブラーとしなやかで食い込みの良いソリッドモデルがあるが、メバリングではジグヘッド以外に軽量メタルジグなどを使用したい場面もあるので、最初の一本はチューブラーがおすすめ
【おすすめ例】
- シマノ「ルアーマチック」
- シマノ「ソアレBB」シリーズ
リール

- 1000〜2000番のスピニングリール
- 軽量でドラグ性能がしっかりしていればOK
【おすすめ例】
- ダイワ「レブロスLT 2000S」
- シマノ「ナスキー C2000S」
ライン
- エステルライン 0.3号前後 or PE0.2〜0.4号+フロロリーダー
- 初心者はトラブルが少ないフロロカーボンライン(3lb)通しでもOK
ルアー

アイテム | 推奨スペック | 備考 |
---|---|---|
ジグヘッド | 0.6g〜1.5g | 軽量中心。根がかりに注意 |
ワーム | 1.5〜2.0インチ | ピンテール・シャッド系が定番 |
色はナチュラル系(クリア、白、グロー)+濁り用にチャート系を揃えると対応力アップ。
筆者のおすすめはケイムラカラー。
ケイムラを信じて10年以上釣りを続けてきました。
あとクリア系とホワイトはそのカラーでないと釣れない日があるので必ず用意したい。
その他デイゲームで広範囲を探りたい場合には3グラム程度のメタルジグが有効です。
ショゴやワカシなど小型の青物が釣れることも。
2. 釣れるポイントの条件|宮城のメバリングエリア選び
宮城県はリアス式海岸と港湾が多く、メバルが着きやすい環境が豊富にあります。「良いポイントの条件」を理解しておくと、どこでも応用が効きます。
釣れるポイントの4つの条件
- 常夜灯がある(夜釣り向け)
- 小魚(アミやバチ)が集まりやすく、メバルも集まる
- 光と影の境目(明暗部)が狙い目
- テトラ・岩礁帯が・沈み根がある
- メバルは障害物(ストラクチャー)に身を潜める習性あり
- 表層〜中層をフワフワ漂わせるとヒットしやすい
- ケーソンなどの沈み根があるポイントでは日が落ちると隙間から根魚が浮いてくる
- 流れが緩い or 抜け道がある
- メバルはあまり流れが強い場所を好まない
- 潮の流れが弱くなる場所、カーブや入り組んだ地形が狙い目。
- 流れの緩い場所には海藻が付きやすくメバルの着き場になっていることも
- 堤防では昼間は足元にぴったりくっついて身を潜めているので、日中は足元を探る釣りが有効
- 風裏・波の立ちにくい湾内
- 冬〜春は風が強いため、釣りやすさ重視なら防風エリアが◎
3. メバル以外の嬉しいゲストフィッシュ
宮城のメバリングは、メバル以外にも多彩な魚種がヒットするのが特徴。
いわゆる「ゲストフィッシュ」も嬉しいターゲットです。
魚種 | 特徴・釣れる時期 | 備考 |
---|---|---|
クロソイ | メバルよりパワフル。引きが強い | 岩礁帯やテトラで多く釣れる、夜は表層を回遊することも |
ムラソイ | 根周りに多く小型でも引きは強烈 | ワームを底付近でスローに動かすと◎ |
タケノコメバル | 根魚の代表格。強引に根に入る | 根がかり注意!中層〜底狙いで |
ドンコ | 冬場に釣れやすく、肝は食味も抜群 | 一度みそ汁にして食べてほしい。肝が絶品。 |
メバルと違い、ソイ系は底狙い&リフトアンドフォールが有効。
ゲスト狙いにシフトすることで、釣果ゼロ回避の戦略としても有効。
ソイ系を狙う際は3インチ程度のシャッドテールワームがおすすめ。
フックサイズが合うジグヘッドを選ぼう。
4. メバルが釣れる時期と時間帯
12月〜4月
- 宮城では水温が下がりメバルの魚影が薄くなる
- 1〜3月は船で沖に出ての黒メバル釣りの盛期
- 牡鹿半島以北では釣果報告もある
春〜初夏(5月〜6月)
- 水温の上昇とともにメバルの釣果報告が増え始める
- ゲストも活性が上がりライトゲーム全体が楽しい季節
秋(10月〜11月)
- 気温・水温ともに安定し、夜釣りしやすい
- 安定感のある季節
まとめ|春~秋の夜はメバルで楽しもう!
宮城のメバリングは、ライトな道具で手軽に始められて、しかも釣果が安定しやすいという魅力があります。
まずは軽量ジグヘッド+ピンテールワームからスタートして、明暗や岩周りをスローに攻めてみてください。
昼間はストラクチャーやボトムに付き、夜は表層を意識して釣ることがポイントです。
1匹目のメバルが、あなたを「ライトゲームの世界」に引き込んでくれるはずです。
冬場は船でメバルの数釣りが楽しめます。沖のメバルは良型揃いなのでぜひ挑戦してみましょう。
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