こんにちは、TSURIPLEX管理人のSです。
ここ数年、東北の海でブームとなっている「タチウオジギング」。特に宮城県沿岸では秋を中心に数・型ともに安定した釣果が期待できるようになり、多くのジギングファンが熱視線を送っています。
高級魚であるタチウオは炙りや天ぷら、フライ、煮つけ、塩焼きと様々な調理方法で美味しくいただける魅力的なターゲットです!
この記事を読んでいただくと
- 宮城でのタチウオシーズン
- 初心者におすすめのタックルやジグ
- 実釣時のアクション方法
- 出船場所の紹介
などタチウオジギングの基本が分かります。ぜひ最後までご覧ください。
1. 宮城でのタチウオジギングのシーズンはいつ?

タチウオといえば、温暖な地域の魚というイメージがありますが、ここ宮城県でも秋〜初冬にかけて好釣果が続くようになりました。
🗓宮城のタチウオシーズン:
- 9月下旬〜12月中旬がメインシーズン
- 近年は10月〜11月が最盛期
- 年によっては8月後半から釣れ始めることも
- 年によっては初夏にタチウオが好調になることも
特に水温が20℃を下回るころから活性が上がり、大型(指5本以上)も混じるため、ファイトはまさに圧巻。
シーズン中には宮城県内では多くの遊漁船がタチウオをターゲットにしたジギング船で出港しています。
以前は宮城の海ではあまり見られなかったタチウオですが数、ポイントともに年々安定感が出てきています。
2. タチウオジギングおすすめタックル(初心者向け)
ジギングと聞くと「重装備でハードルが高そう」と思われがちですが、タチウオジギングは比較的ライトなタックルでOK。専用ロッドも1万円台前半から揃えられるため、はじめやすい釣りのひとつです。
タチウオロッドの選びかた
タチウオジギングには6.3ft程度のベイトリール対応スロージギングロッドがおすすめです。
私が初心者に方にお勧めしたいのは
ダイワ「ヴァデルSJ 63B」(2番 or 3番)です。
- 長さ:6.3ft(船ジギングに最適な長さ)
- 番手:2番(柔らかめ)→ 食い渋り対策/3番(強め)→ 大型対応
- 特徴:軽量かつバランスが良く、初心者にも扱いやすい
宮城のタチウオジギングでは100g~120g程度のメタルジグで水深30~40mのポイントでの釣りが多いのでロッドパワーは2番が適していますが、うねりが入ったり流れが強いタイミングでは150g程度まで使う場合がありますので、私はパワーに余裕のある3番をメインに使っています。
私が使っているダイワ ヴァデル SJ63B-3はパワーがありながら曲がりがしなやかで、適正ウエイトより軽いメタルジグ(100gなど)も快適に使えるので最初の一本におすすめです。
レビュー記事はこちら

タチウオジギングおすすめリール
- 小型ベイトリールでカウンター付きのもの
- 糸巻き量:PE1.5号〜2号を200m以上
- 水深が表示されるので、タナが変わるタチウオには必須レベル
タチウオジギングでは水深カウンター付きでPEライン2号が200m巻けるベイトリールがおすすめで、一定の水深に釣果が集中するパターンではカウンター付きのリールを選ぶと有利です。
タチウオの場合群れに当たると連発する場合が多いのでスピニングリールに比べてファイト時の巻き上げが軽いベイトリールを選びましょう。
私が最初の一台におすすめしたいのがダイワ「スパルタンIC 200」です。
スパルタンICはラインキャパがPE3号-200mでカウンター付きとタチウオジギングをはじめ、ヒラメの泳がせ釣りやメバル釣り、真鱈ジギングなど他の船釣りにも応用できる性能を備えている万能リールです。
価格も手ごろで船釣りを始める最初の一台に最適です。

ラインとリーダー:
- メインライン:PE 1.5~2号
- リーダー:フロロカーボン 40~50lb(約1.5m)
- ワイヤーリーダーは使用しないのが一般的
タチウオは鋭い歯を持つのが有名で、対策としてワイヤーリーダーを使うイメージがありますが食いが落ちる場合が多く太めのフロロカーボンを使用するアングラーが多いです。
その日の反応でフロロカーボンで切られることが多い場合に備えてワイヤーリーダーを用意するのもありですが、ラインスラック(たるみ)げ出たタイミングで切られる場合が多いので、ラインのテンションを維持することで対策できます。
リーダーは細かくチェックし傷があった場合はすぐに交換しましょう。
タチウオバサミ(フィッシュグリップ)
タチウオは歯が非常に鋭い危険な魚です!
加張なしにカミソリぐらい切れるので、魚と距離を取るため大型のタチウオバサミは必須です!
安くてもいいので絶対用意しましょう。
3. 宮城で使えるおすすめメタルジグ
タチウオジギングでは、水深や潮流の強さに合わせてウエイトを選ぶことが非常に重要です。
宮城沖のポイントは水深が30〜80m前後の場所が多いため、以下の重さをベースに選んでおけば間違いありません。
用意すべきジグの重さ:
- 100g/130g/150g
おすすめジグ2選(実績多数)
① メジャークラフト「ソルパラロング」
- 長めでスリムなシルエットが特徴
- フォールがゆっくり&喰わせの間を作りやすい
- 安価ながら信頼性が高く、初心者に最適
② ダイワ「鏡牙ジグ」
- タチウオ専用設計で動きが独特(平打ち&ヒラヒラフォール)
- 多彩なカラー展開(パープル、グローヘッドなど)
- 鏡牙カラーのゼブラグロー系は濁り潮や曇天でも強い
カラー選びはパープル、ピンク、ゼブラなど派手系がメジャーで釣果も良いです。タチウオには共食いパターンと呼ばれるシルバー、鏡面系のカラーに好反応のタイミングもあるので準備しましょう。
それとやっぱりケイムラですね。
私がケイムラが好きで使う回数が多いせいかケイムラは本当に信頼できるカラーです。
4. メタルジグのアクション方法
タチウオは「捕食のタイミングが難しい魚」ですが、パターンさえ合えば高確率でヒットします。
アクションのコツは**「縦の動き」と「喰わせの間」**を意識すること。
ジャーク&フォール(基本アクション)
- 着底後、1〜3回ほど軽くシャクリ上げる
- テンションを抜きすぎない「テンションフォール」で落とす
- 中層〜ボトムのレンジを意識して繰り返す
→ フォール中にバイトが集中!
タナがずれていると食わないので、ヒットレンジを覚えておくのが重要。
ただ巻き(デッドスロー or ミディアム)
- 中層に反応があるとき、ただ巻きが効果的
- スローに巻くことでジグが「ふらふらと揺れながら上昇」する動きに
- うねりや潮が速いときなどタチウオがジグを追い切れてない感じの時に
→ プレッシャーが高い日や食い渋り時に効果絶大。
ロッドを上下にせず、「巻くだけ」で釣れることも多いです。
実際の釣行では、「ジャーク&フォールで探って、反応がなければただ巻きにシフト」というのが鉄板パターンです。
5. 宮城でタチウオジギングが楽しめる出船場所
宮城県内には、タチウオジギングに対応した遊漁船が複数あります。ここでは筆者おすすめの出船場所を2箇所ご紹介します。
🚢 ① 亘理・鳥の海(わたり・とりのうみ)
- 仙台市内からアクセス抜群(車で約40分)
- 鳥の海漁港から出船する遊漁船が複数あり
- ポイントまで近く、初心者や半日釣行にもおすすめ
→ 秋口は30〜50本クラスの釣果も出ており、大型の実績も多数!
🚢 ② 歌津漁港(南三陸町)
- 南三陸エリアの人気ジギング拠点
- 根魚との混在ポイントもあり、タチウオ+ソイ・マダラなども狙える
→ 魚影が濃く、サイズ重視派や中上級者にもおすすめのエリア。
最後に:宮城のタチウオジギングはこれからもっと熱くなる!

東北・宮城の沖ジギングといえば、以前は根魚や青物が主役でしたが、ここ数年でタチウオの存在感が急上昇しています。
特に秋のベストシーズンは、初心者でも釣果が安定しやすく、ファイトの楽しさも抜群。
始めるための最低装備チェック
- ✔ ダイワ ヴァデル63B(2番 or 3番)
- ✔ スパルタンIC200(PE1.0〜1.2号)
- ✔ メタルジグ 100g/130g/150g(鏡牙・ソルパラロング)
- ✔ ライフジャケット&グローブ
- ✔ タチウオ用のフィッシュグリップ(指切れ注意!)
コメント